日本で信用情報に傷が付いたら、その回復にはとても時間がかかります。私もいくつかクレジットカードを持っていますが個人信用情報上では傷が付いている状態ですので、いわゆる格式高いクレジットカードは審査に通りません。信用情報に傷がある＝金融トラブルを起こした人物というのが一目瞭然ですので、そういう人に”信用の名のもとに”クレジットカードを発行するかといったら…しませんよね。普通は。
信用情報に傷が付いていてもクレジットカードが発行されることを”温情発行”とか界隈では言われますが、これは例えばCICで紹介をかけた時に異動情報が完了となっていたりする人が発行されるクレジットカードだと思います。CIC上では傷が残っているけど、それは過去の傷であって現在進行で黒い訳ではないので、現在のあなたの属性を加味してクレジットカードを発行しましょう、という感じでしょうか。こういうカードはだいたい、審査可決すると発行されるのはS10C0カードです。これはショッピング枠が10万円、キャッシング枠は0円のカードです。カード会社によってはショッピング枠10万円に対して分割OKだったり、分割NGで使ったら使った分だけ一括で返済しないとダメだったり…これは本当にカード会社によると思います。
ちなみにCICグレーの私が所有しているのは以下のクレジットカードです。
・楽天カード→2枚持ち。1枚目はVISAのノーマルカード、2枚目はJCBのゴールドカード。2枚共通の枠でS10C0、分割NGのカードです。
・三井住友ナンバーレス→発行当初はS10C0で分割OKのカード。現在はショッピング枠が成長しS30になっています。
・三井住友ビジネスオーナーズ→発行当初からS20C0で分割OKのカード。NLと合わせてS50の枠は共通して決済可。
・PayPayカード→規約変更か何かで駆け込み契約した記憶がある。発行当初からS10C0の分割OKのカード。
信用情報の回復に時間はかかりますが、二度とクレジットカードが持てなくなる訳ではないので、治療は早めに行いましょう。私のように30代後半で急いで治療しても、CIC上本当にクリーンな信用情報のように見えるのにはあと2年～3年かかります。5年ルールが歳を取れば取るほど、重くのしかかります。
若い人でiPhoneを分割で買っている人、大学生で奨学金を借りている人、信用情報を傷付けないように計画的な返済をして金融と付き合ってくださいね。私みたいなバカなことにはならないことを祈ります。
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